【論理的思考力】
突然だが、僕は論理的に物事を考えるのが苦手だ。
よくあるディスカッションとかで、一つのお題に対して根拠をもとに筋道を立てて説明したり、
議論の中で相手の意見を聞いて自分の頭の中で整理したりすることにこれまでずっと苦手意識を持ち続けてきた。
どちらかと言うと、物事を感情的に受け取り、伝えてしまう傾向がある。
もちろん、感情論の部分も必要だとは思う。しかし、相手は納得させたり、相手にわかりやすく説明したり、自分が相手の発したことを瞬時に理解するには、
論理的思考力が間違いなく必要。
そんな僕に、一つの光が見えた。
そう、今日、会社の社長とのラボ(面談的なもの)の際に、社長から一冊の本を渡された。
深沢真太郎著『そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?』
本のタイトルからして、まさに今の僕が読むべき本だと直感で思った。
そして、何ページかパラパラ読んでいくと、『なんだこれは!!全部僕のことじゃないか!!』
と、これでもかってくらい目が点になった。
この本は登場人物の広告会社に勤めるサオリ(29歳)が、新幹線にて、たまたま出会った数学を専攻する大学院生の優斗(23歳)から論理的思考を学ぶ会話形式のストーリー仕立て風の本である。
この本を見ていくと、気づくのだ。
『サオリってまさに今の僕じゃん。』
ノリと勢いが強みで行動力はあるんだけど、感情論の部分が大きく、論理的に物事を考えるのが苦手な文系出身者。
性格だけじゃなくて、「Don't think. Feel!」(考えるな、感じろ!)というブルース・リーの名言がら好きな言葉であることも一緒だし、
座っている時とかに割と靴を脱ぎたくなる癖も一緒だったのには本当に衝撃すぎて、腰を抜かしそうになったぐらいだ。
そして、何よりこの本には、論理的思考力をつけるためのトレーニング方法が分かりやすく、書かれている。
『なぜ自分はこれまで頭の中がぐちゃぐちゃになっていて、それを伝えるのが苦手だったのか。』
『なぜ自分は物事を伝える時に飛んでしまうことがあるのか』
『なぜ自分は相手の質問に対して見当違いなことまで話してしまうことがあるのか』
と言ったような謎が全てこの本で解決できる。僕はそう確信した。
なぜそこまで思えたかというと、僕の会社の管理者の方の中でも論理的思考に長けている方が、探し回って、論理的思考を身に付けるための教科書として選び抜いたのがこの本だからだ。
僕の会社ではそういう社内の一人一人が成長することに一番フォーカスが置かれているので、そういった情報共有(リレーション)には惜しみがない。
だから、会社全体で常に上から下までその人にあった情報は常に回っており、それこそが会社を大きくすると考えられる。
よく多くの会社であるのが、自分の得た知識や経験を同期や部下に伝えようとしない人が結構いるということ。
その心理としては、その知識やノウハウを教えてしまうことでその人が成長して、自分を追い越されたら、自分の立場や給料に悪影響が出ると考えるからだろう。
そういった、会社外ではなく、会社内でのライバル視、敵対視が多くの企業で繰り広げられているようだ。(特に大企業)
そんな会社の同僚同士でいがみ合っているような窮屈な場所で仕事をするより、どんな情報でも共有し、お互いを叱咤激励し合える環境かつ、そこで働く人が本物かどうかで、自分の成長幅劇的に変わるとは思うし、
結局自分越えた知識やノウハウを下に伝えていくから、下の人間も伸びるし、教える立場の自分もより理解が深まり、教育力が伸びるし、完全にWinWinの関係だよね。
世の中の会社がもっとそういう関係性作りができれば、もっと生きがいを持って、もっとキラキラした豊かな人生を遅れる人が増えるんではないかと思ったりする。
死んだ魚の目にはなりたくないものだ。
少々話が脱線したが、僕はこの本をお借りしたことでこれからさらにパワーアップして、自分のやれる幅が増え、もっと可能性を広げ、
それらを以前の僕のように、
『何か変わりたいけど、何をしていいか分からない』といった人に伝え、その人の人生を少しでもよりよくしていくことが僕の使命になると思う。
そのために今やるべきことはこの本をマスターすることは必要であり、精進していきたい。